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ネットカジノ違法?摘発事例の原因理由は何?

ネットカジノ 違法
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ネットカジノという言葉を、皆さんはご存じでしょうか?

2022年5月コロナ特別給付金を誤って振り込まれてた24歳男性が「全てネットカジノ使い切った」と誤送金された4630万円を返還しないことが大きな問題になっています。

カジノといえば、日本ではあまりなじみがなく賭博をイメージする人が多いかと思います。

日本でも、カジノを作ろうとする動きはここ数年でありましたが、まだ実現していません。

日本では賭博は違法だからネットカジノも違法じゃないのか?

ネットカジノで摘発された人はどんな理由で摘発されたのか?

摘発された事例と理由を紹介していきます。

ここでは、ネットカジノはインターネット上でカジノをプレイすることを言い、オンラインカジノと呼ぶものを指します。

また、店舗で遊ぶインターネットカジノ店(インカジ)とは別物と考えます。

 

ネットカジノは違法?

結論から言うと、違法でも合法でもありません。

ですが、法令に適しているとも言えません。

注意してほしいのは、海外で合法的に運営しているネットカジノ(オンラインカジノ)のみグレーだということです。

海外で合法的にネットカジノを運営する為には、政府発行のライセンスを取得する必要があります。

つまり、ライセンスを持っていない、もしくは日本で運営されているネットカジノは違法となります。

時々、野球賭博や違法賭博行為がニュースで取り上げられることがあり、カジノ全てが違法ではないかと感じている人も多いと思います。

そもそも、日本では賭博行為は禁止されています。

では何故、ネットカジノはグレーとされているのでしょうか?

摘発された事例と共に紹介していきます。

 

摘発された事例

2016年に、日本で初めてネットカジノのプレイヤー3人が摘発されました。

3人が遊んでいたのは、海外のネットカジノ「スマートライブカジノ」というイギリスを拠点にしていたネットカジノです。

海外に拠点を置くネットカジノでただ遊んでいただけなのに摘発されたというのは当時とても衝撃的でした。

では何故、摘発されたのでしょうか?

「スマートライブカジノ」では、日本人が多く遊ぶ時間帯である夕方から深夜にかけて運営したり、カジノを遊ぶ日本人の為に、日本人ディーラーを採用していました。

日本人にとって遊びやすい時間帯に日本人ディーラーならあまり抵抗なくプレイできそうですよね。

実は、明らかに日本人向けに展開されている運営方法を取っていたことから「海外に拠点があっても、胴元は日本国内において経営している」と警察は考えたのです。

その結果、ネットカジノでプレイしていた3人が摘発されることになりました。

 

摘発の結果は?

結局、不起訴になりました。

では何故、不起訴になったのでしょうか?

実は、賭博罪と賭博開帳罪という法令の優劣関係や法令の目的が関係しています。

  • 賭博罪→賭博をしたことに対する罪
  • 賭博場開帳図利罪→賭博する場所を提供した罪

まずは、法令の優劣関係についてですが、基本的には賭博場開帳図利罪(賭博をする場所を提供する側)の方が重罪になります。

それは、禁止されている賭博をする場所を提供することが、賭博をすること以上に悪質な行為と考えられているからです。

次に、法令の目的ですが、賭博罪は賭博をする場所を提供した胴元を検挙する為の不随意的な法令であることです。

今回の場合、賭博場開帳図利罪は「スマートライブカジノ」で、賭博罪はプレイしていた3人になります。

しかし、「スマートライブカジノ」はイギリスに拠点があるイギリスの政府が発行しているライセンスを持っているネットカジノなので、日本で摘発・検挙することはできません。

賭博場開帳図利罪が適応されないネットカジノで、遊んでいるプレイヤーだけを提訴・処罰することは、法令の目的にそぐわなく、妥当性に欠けることと結論付けられました。

海外のネットカジノをプレイするだけなら不起訴になる一つの事例となりました。

 

インターネットカジノ店との違い

ネットカジノ(オンラインカジノ)とインターネットカジノ店との違いは、個人でプレイするか店舗でプレイするかの違いがあります。

インターネットカジノ店とは、インターネットカフェのような店舗で、客にパソコンを用いて海外のオンラインカジノをプレイさせる業態です。

カフェカジノ、インカジとも呼ばれます。

「ネットカジノはやりたいけど家のPCでやるのは怖いし、お店で出来るならやろうかな」と思った方もいるかと思います。

しかし、ネットカジノ(オンラインカジノ)はグレーですが、インターネットカジノ店は完全に違法になります。

表向きはインターネットカフェなどと看板を出しながら、実はインターネットカジノ店だったというケースが多いようです。

 

インターネットカジノ店の違法性

ネットカジノ(オンラインカジノ)とインターネットカジノ店の違いを説明しましたが、何故インターネットカジノ店は違法なのかを説明していきます。

それは、インターネットカジノ店の儲けのしくみに問題があるからです。

まず、店は海外のネットカジノ業者と提携し、ギャンブルに使えるポイントを例えば1ポイントあたり50円で購入します。

それを客に1ポイントあたり100円で販売し、これを用いて客は店舗内にあるPCでネットカジノをプレイします。

ゲームを終了すると、客は手持ちのポイントを店で換金します。

つまり、店はギャンブル自体には関与せずに、ポイントの差額で利益を出しています。

インターネットカジノ店は最終的に換金行為をしている為、例えプレイしているのが海外のネットカジノだったとしても完全に違法になります。

また、インターネットカジノ店は、暴力団の資金源になっていることがあり、関係を持つと危険なので関わらないことが無難です。

 

まとめ

最近話題のネットカジノについてまとめてみましたが、いかがでしたか?

ネットカジノは、現行では明確に裁く法律がないので今はセーフです。

しかし、お金を賭けたり儲けたりする賭博自体は違法です。

現状では、賭博罪で摘発するなら、ネットカジノも摘発しなければならない、ややこしい状態です。

「日本でプレイしているのだから賭博罪だ」という意見と「海外で賭け自体はあっても、日本にいてやっていることはPCでクリックするだけだ」という意見のどちらも間違っていないですが、ずっと平行線のままなんです。

「ネットカジノを日本の法律で裁くべきなのか、カジノがある国の法律で裁くべきなのか」定められていないことが、ネットカジノがグレーとされている理由になります。

今は、規制する法律はなくても、いつかは違法とされる可能性はあると思います。

ネットカジノをプレイするのなら、現在はグレーだということを理解した上でプレイするようにしてくださいね。